【報告】第3回大雪山国立公園旭岳自然保護プロジェクト

コアスタッフのたけです。
7月13日(土)~15日(月祝)、東川町で行われた、第3回大雪山国立公園旭岳自然保護プロジェクトの報告です。

今回は3連休を利用し、天気が崩れることなく快適に活動が出来ました。
参加者は旭川、岩見沢からの2名です。

<7月13日>
【散策者の道迷いの数の計測】
「第一展望台」と「姿見展望台」から、ロープウェイの駅に戻るときに、道がわからなくなる散策者がいるため、その数を計測しました。迷う人によると、看板が見づらかったり、道が同じように見えたりするそうです。今回の計測結果を元に、今後改善していくそうです。
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<7月14日>
【巡回】
「姿見園地」内を巡回し、雪が溶けて倒れそうになっている鉄ピンを立て、散策者と交流をしました。チングルマが咲くこの時期は人が多く、多くの方とお話することができました。
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【レクチャー】
旭岳に来た方に、この時期の高山植物や見どころなどを紹介しました。それと合わせて、園地内での注意点を伝えます。回数をこなして慣れてきたため、自分独自のおすすめなどもレクチャーに取り入れられるようになりました。
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【散策路の補修】
今年の雪解け水や雨により壊れてしまった散策路を直すため、近くの「涸れ沢」から石を運びました。今回のメインの活動です!一人あたり約50kgの石を担ぎ、3往復しました!
終わった頃はふたりともへろへろでした。
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<7月15日>
【長靴の清掃】
この時期は旭岳を訪れる方が多く、長靴のレンタルが多くなるので汚れてしまいます。今回は長靴を全部拭き、棚も拭きました。
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【雪割】
暖かくなってきて、雪が大分溶けてきているため、危険な場所の雪割りを行いました。この活動により、散策をしている方が、雪を踏み抜いて悲しい思いをすることなく、散策を楽しむことができます!
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参加したボランティアの感想

今回は自分が直接旭岳の散策路の修繕に関わる作業が多かったため、終わったあとはいつもよりも達成感がありました!散策をしている方に「ありがとう!」と何度も言われたことがとても嬉しかったです。
(北海道教育大学旭川校 男性)

先月と比べて山がどう変わっているのか、それに合わせてどうレクチャーを行えばいいかを学ぶために参加した。先月来た時と比べ雪が大幅に溶けていて、姿見園地内の全体像がわかってきた。今年は雪解けが遅いため、様々な高山植物が咲き乱れていて、とてもきれいだった。雪が溶けると、レクチャーで伝えたい情報が多くなり、なにをどのように伝えたらいいか難しかった。石は予想以上に重たかった。
(北海道教育大学岩見沢校 男性)