[RSRオーガニックファーム]RSRの会場に畑を

8月12日(水)、RISING SUN ROCK FESTIVAL 2009 in EZO(以下、RSR)まであと3日と迫ったこの日。私たちはRSRの会場でみなさんに野菜を届けるための作業を行いました。
といっても、ただの収穫作業ではありません。
今年はなんとRSRの会場に、RSRオーガニックファームの畑を再現します!
これは、普段私たちが食べてる野菜が、どんな姿で生きているのかをその目で見てほしい。そして、実際に収穫作業を行うことで命をいただいていることを実感してほしい。
そんな想いが込められた今年初めて行う取り組みです。
この日の作業はオーガニックファームチームのもえ、ひかる。事務局のかなでぃ。そして、RSR当日ボランティアであるえいちゃんとまさの5人で行いました。

RSRの会場の土質を考えると、直接野菜を育てるのは厳しい状況だったので、私たちはぬくもりある麻袋に土と作物一株を入れ、会場に移動させて並べることにしました。
移動させる作物はじゃがいも、ピュアホワイト(とうきび)、枝豆の3つです。
それでは作業に取り掛かります。初めに麻袋にある程度土を入れます。次に根を傷つけないよう株の周りの土を掘り下げ、根と土を一緒に麻袋に入れます。
これを、2人ペアで2つのスコップをうまく使い、素早く行っていきます。
もたもたしていると、作物が萎れてしまうからです。

ピュアホワイトは背丈が高いので、運搬用の車であるハイエースに収まるか不安でしたが、無事積み込むことができました。枝豆はピュアホワイトほど大きくないのでまだ作業は容易でした。
が、その分萎れるのが非常に早く、よりスピーディーに行わなければなりません。チームワークの見せどころです。

そして、じゃがいも。
じゃがいもは他の作物と違い、土を掘り起こすまでちゃんと実っているか分かりません。
無事おいしいじゃがいもに成長してくれただろうか…。
掘り起こしてみると、ころころしたじゃがいもが一株にそれぞれ10個前後現れました!
ひとまず安心です。

このじゃがいもと根・茎・葉を一緒に麻袋に入れます。
じゃがいもは、実は収穫時期になると地上の茎・葉は枯れています。
なので、焦る必要はありませんが、枯れているせいで麻袋に入れる途中で簡単に茎と根が千切れてしまうなどして作業は難航しました。
土を入れた麻袋は非常に重く、ハイエースに積み込むのも大変です。
時間に追われ、慎重さを伴い、さらに体力的にもキツイ移設作業に、全員へとへとです。
ただ物を運搬するのではなく、生きている状態を再現するというのはこうも大変なのかと痛感です。
が、なんとか無事、麻袋への移設は完了。
あとは、RSRの会場に運び、本番までの残り3日間萎れないことを祈るのみです。

さあ、いよいよ生ごみから野菜への循環もクライマックスです。
昨年のRSRから出た生ごみの栄養により育まれた野菜。
今年は会場でその生きた姿に出会えます。
是非楽しみにしていてください!

文章:松尾ひかる(ひかる)