【報告】<2/20-21(土-日)>GREENDAY2021 1日目

2021年2月20‐21日に Hokkaido youth sessions GREENDAY 2021を実施しました!今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、サブタイトルを「画面を飛び越えたくなる2日間」と題してオンライン上で開催しました。
2日間でのべ138名が参加し、それぞれの分科会では、北海道のみならず中継やチャット欄を使った質問のやりとりなどオンラインならではのやり取りが行われました。

当日の様子を、各分科会の写真と共にお届けします。
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オープニングセッション 

初めてのオンライン開催。メイン会場に画面いっぱいの参加者が集まりました。ブレイクアウトルーム機能を使い、部屋のメンバーを交換しながらお互いを知る時間をとりました。ZOOM上ではありましたがでは「〇〇に参加してましたよね?」「どこでGREENDAYを知ったんですが?」などの会話が多く見られ、1つの話から横へと話が広がっていく様子でした。ZOOM上ではありましたが参加者同士で交流が見られました。
参加者コメント
他の参加者とフラットに話し合える機会がオープニングの時間にあったのがとても良かったです。

【第1分科会 セッション1】
北のクレイジージャーニーシリーズ
~カラスに人生を注ぐ生き方から学ぶ~

講師:NPO法人札幌カラス研究会代表理事 中村 眞樹子氏

前半は中村さんがカラスの子育てについて写真を交えながらお話をお伺いしました。カラスのヒナを親が育てていく愛おしい一面がある一方で死んでしまったヒナをタンパク源として食べてしまう自然ならではの一面が印象的でした。後半は参加者の質問に中村さんがひたすら答えるという白熱した質問コーナーでした。カラスは人間にとってとても身近な生き物でありながらも、実はカラスについてあまり知らなかったということに気づくことができました。
参加者コメント
・「害鳥」としてのカラス、「生き物」としてのカラス、「研究対象」としてのカラスなど、中村さんのカラスに対する考え方の幅に触れたセッションでした。
・中村さんの「好き」を貫く生き様が本当にかっこよかったです。

【第1分科会 セッション2】
デジタルと、なにか

講師:
Code for Sapporo / Japan 古川 泰人 氏
naniroBASE&Lab.   副所長 黒井 理恵 氏
北海道森町役場 山形 巧哉 氏

距離、場所、時間を越えてみんなで物事を作り上げることができるのがオンラインの強味。今後はデジタルをうまく使っていくクレイジーさが必要。感情を乗せていく事も大事。「デジタルという包丁を振り回す人がいがち」という言葉が印象的でした。自分だけ秀でているものを持っていると思ってしまうと、他の分野でもそれを他の人に押し付けてしまいそうになると思いますが、ストーリーや想いを伝えるのが大切だと再認識する時間でした。
参加者コメント
・デジタルに対して苦手意識を持っていたが、お話を聞いていたら思ったより自分も結構デジタルと呼ばれているものに触れているなと気づきました。自分にとってアナログがいいものはアナログ、デジタルがいいものはデジタルにして生活に取り入れたいと思いました。
・デジタルに対しての考え方が変わりました。

【第1分科会 セッション3】
オンラインでもできる対話と会議の進め方

講師:NPOファシリテーションきたのわ  伊東 かおり氏

Zoomのアンケート機能を利用した交流、オンライン上での会話・対話・議論におけるファシリテーターの役割、対面会議・オンライン会議でのメリットデメリット等、様々なオンラインでの知識を教えて頂きました。中でも1番盛り上がったのは、オンラインツールmiroを利用した参加者交流。自己紹介を書き出し、参加者同士の共通点を探すというもの。参加者が声を揃えてmiroでの交流が楽しかった!と言うほど充実した時間でした。
参加者コメント
・miroというツールを使って遊び心をもって楽しく演習する時間があり良かったです。また、オンラインでの会議進める上でのポイントなどを知ることができ、今後に役立てていきたいです。
・最近「やっぱり人と会って話したい」と思うことが増えていたが、オンラインでの対話のわくわく感を思い出した感じがしました。

【第2分科会 セッション4】
できるだけ飛行機に乗らずに、世界を回る
~モデルの仕事をしながら、気候変動を伝える~

講師:
気候正義活動家/モデル 小野 りりあん 氏
合同会社森のピタゴラス代表 崎川 哲一 氏

事前に撮影された対談の動画を観て、最後に小野りりあんさんご本人が登場。参加者の質問に答えていただきました。環境問題は「環境」だけの問題ではなく、社会システムが複雑に絡み合って生まれているとのこと。また、環境などその分野に関心のある人たちだけで議論するのではなく、その枠の外にいる人に情報を発信する力・コミュニケーション能力が必要であること。最後に若い世代が声を上げ、自分の考えを周りに発信するのが今の時代、今の文化とのお話をいただきました。
参加者コメント
・友達との雑談の中で趣味の話をするのと同じようにこういった話題を出したり、人を頼れるようになったりできるようになることが必要だなと感じました。
・りりあんさんの人がらや環境問題にポジティブに向き合う姿に元気をいただきました。

【第2分科会 セッション5】
社会は住まいを奪う~場末の支援者たちが語る、排除された人々の回復~

講師:
一般社団法人札幌一時生活支援協議会理事・相談支援員 小川  遼 氏
UNTAPPED HOSTEL 宿主 神  輝哉 氏
コーディネーター: NPO法人北海道NPOサポートセンター事務局長 定森  光 氏

場末の支援者のお三方にお話を伺い、札幌市でゲストハウスを活用した支援活動について伺いました。単にアパートを借り屋根のあるところを提供するのではなく、コミュニケーションできるように設計されたゲストハウスを活用することで自然とコミュニティが生まれ社会復帰の際に役立たれてるとのこと。またコロナウイルス感染症の蔓延による会への相談者の増加はほとんどなく今は国や行政の貸付授業で凌いでいるということを知りました。
参加者コメント
・普段ホームレスの人を目にすることはあって気にはなっていても触れられずにいたので、ホームレスの支援をしている方からリアルなお話が聞けてとても勉強になりました。
・今まで知らない世界の話だったのですごく刺激的でした。

【第2分科会 セッション6】
フリーディスカッション

苫小牧で馬と暮らす八木さんの馬談話から始まり、徐々に自然や野生動物へとテーマが広がり動物と人との関係についてみんなで話しました。「馬とのコミュニケーションで大事にしている事」や「カモシカの捕まえ方」「奇蹄目トーク」などマニアックな内容が多かったです。参加者の中に野生動物に詳しい方が多く、話が尽きない状況でした。人間・自然・動物の関係性を考えるきっかけになるような話を多く聞くことができました。
参加者コメント
・自然動物に詳しい人が本当に多い場で、「なんでそんな事知ってるの?」という話が何回もありました。

懇親会

懇親会は初日の夜にZOOMを用い行われました。
zoomのブレイクアウト機能を使い「○○の部屋」というブレイクアウトルームを作成し参加者が話したいテーマを決め、講師の方や参加者と話しました。「恋愛の部屋」「ゲームの部屋」「ラジオの部屋」など様々な部屋があり、各々が交流しました。

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