【連載|対談】ezorockers YURIKA INOSHITA~ひとりひとりがそこにいても良い存在だと認められる場だった

ezorockの『人』に着目したコラム第31回目は、50年後の未来を考える「Vision2050」等で活動し、現在でもezorockと共通する分野で活動するみどりです。ezorock20年を振り返る特別企画の第九弾として、活動中のターニングポイントと自身の変化について聞きました。

PICK UP

✔ 0からずーっと考えていた
✔ 分からないことを「分からない」と言うこと
✔ コーディネーターの視点を持てた場所
✔ ezorockはやってみるまでがセット

PROFILE

名前:井下友梨花(いのしたゆりか)
あだ名:みどり
所属: 社会教育関連(熊本)
ezo所属:Vision2050、環境対策活動EarthCare
出身地:大分県佐伯市
特徴:20年前は15歳。友達と廊下をスキップしてた

名前:高橋苗七子(たかはしななこ)
あだ名:ななこ
所属:社会人(NPO法人ezorock理事)
出身地:北海道旭川市
特徴:20年前は15歳。バレー部卒業した

0からずーっと考えていた

:みどりにとって、一番印象的な活動はRSR?一番長い活動していた期間が長いよね?
:そうねえ、でも衝撃的だったのはVision2050だよ。「ユース北海道Vision2050キックオフフォーラム」みたいなイベントで、参加者50人くらい来たんだよ。
:フォーラム当日はどんな場だったの?
:環境のことを体感するワークショップをやったりとか、2050年を未来として、今やるべきことは何か考えたりしていた。
:何がそんなに衝撃だったの?
:Vision2050チームのビジョンを考えるのが大変だったのかな。本当に0から考えていく感じだったから、カフェとかメンバーの家で、朝4時までずーっと考えたりしてた(笑)よくあれに付き合ってくれた人がいたなって思う。あの経験があったから今があるんだろうな。
:ezorockで活動していると、よく考えるよね。苦しいよね。答えがないし、若くてできることがあまりにも少なすぎるから。

※RSR:Rising Sun Rock Festivalでの環境対策活動
※Vision2050:洞爺湖サミットをきっかけに立ち上がった50年後の未来を考えるチーム

分からないことを「分からない」と言うこと

:今の活動とezorockでの活動が繋がることはある?
:最近「これからどうしようかな」って立ち止まって考えた時に、自分がいつ一番自然体だったかなとか、いつ未来が明るいなって思ってたかなって考えると、大学時代だったような気もするんだよね。もう一回あの感覚を取り戻したいなって感じもしている。例えば、分からないことを「分からない」と言うとかさ。
:あー、確かに。

:ezorockですごく衝撃的だったのは、分からないところはその時に分からないと言って、みんなが納得するっていうのを大切にしていたところだった。それがすごくカルチャーショックだったんだよね。ひとりひとりを人と認めているし、ひとりひとりの納得感を大切にしている。例えば、高校時代までは「分かりません」って言ったら、そんなことも分からないのか!って馬鹿にされたり怒られるだろうなって思って、言うのを控えていたり、社会人になっても自分の心に嘘付かないといけない時もあるしさ。一周回ってezorockを見たときに、自分に嘘をつかなくてもいい、ひとりひとりがそこにいても良い存在だよと認めらえる場ですごいなぁって思うんだよね。
:その納得を作っていたのって、結構細かい気遣いというか、例えばミーティングで全員が言葉を発するために、最初に全員が一言ずつ話すとか、進行役がいて、声が大きい人だけじゃなくてなるべく全員にどう思うのかを聞くとか。行動としても落とし込まれていた気がするよね。
:確かに、そうだったかも。思い出してきた。

コーディネーターの視点を持てた場所

:今のみどりにとって、ezorockってどう影響しているのかな?
:やっぱり、ezorockにいたからボランティアコーディネーターの視点を持てたと思う。参加している人が今どんな気持ちなんだろうとか、ひとりひとりに本当にいい時間が届いてるのかな、活性化してるかなとか。そういうのがすごく気になるんだよね。そういう視点はezorockにいたから身に付いてるって感じはあるかな。
:ひとりのリーダーがいるより、100人が一歩を踏み出せる場にしていこうみたいな雰囲気もあったのかもしれないね。
:まさにね。今も一人でぐーって進めるよりも、ひとりひとりが一歩を踏み出すっていうところに関わりたいなという想いがあって。それは、ボランティアコーディネートというものが繋がると思うかな。
:メンバーそれぞれの話もよく聞くよね。ひとりひとりを大事にするっていうのもあると思うんだけど、ボランティアには金銭的な報酬がないじゃない。それがない代わりに、自己実現なり、解決したい問題なり、想いがあるから、この人は何でこれをやっているのかっていうのを知らないといけないから、よく話すよね。
:そうね。活動の場にコーディネーターが入るか入らないかで大きく変わることもあるじゃん。「どうだった?」っていう一言かけてもらうだけでも、学びに気づけたりとか。

ezorockはやってみるまでがセット

:そういえば、「50年後も野外で気持ちよく音楽を聴いていたい」という言葉に結構触発されていたかな。
:どう刺激されてたの?
:なんだろう。開放感があるし、絵で見えるというか。悲壮感が漂ってないしね。いいなぁとか、そうだよねって思えて、そういう感覚がよかった。自由度も高いし。
:確かに、風景が見えて、共感しやすいというかね。そして自由度が高い。
:だから、「問題の本質は何なんだろう」という自分の中の問いにezorockではまっすぐ取り組ませてもらったなっていうのがあるね。
:それが許される場所ってあんまりないよね。大学では理想論とか理論的なものは学べるけど、フィールドで膝をつき合わせて議論するみたいなのはなかなかないよね。
:ezorockは考えるだけじゃなくて、やってみるまでがセットだからさ。
:めちゃくちゃお互いにぶつかりながらね。その中でボランティアコーディネート力が育まれていく。

おまけ

:今、教育の形が全体的に変わろうとしていて。特に高校生がプロジェクト学習のような、学習からアクションまで繋げていく動きが全国で本格始動し始めているんだよね。今はそういうことにも関わっているんだけど、ezorockで経験した、自分が感じてることを突き詰めて考えて、アクションに変えていくということが、とっても大事だなと思うんだよね。
:ezorockに学生として関わっていたところから、そういう活動に繋がっているんだね。
:そう。でもひとりで活動してても限界があるから、もう少し集団っぽくしていきたいんだよね。
:みどりrockだね。確かにezorockって、大事にしていることが共有されているメンバーが複数人いるということが強みだよね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
今後も、ezorock20年を振り返る特別企画を続々連載していきます。
インタビューまとめはこちらから。

次回も楽しみにお待ち下さい。
そして、ぜひ活動にも参加してみて下さい!
■いま募集中の活動一覧は【コチラ】!
■活動の詳細や参加方法について聞きたい方は【団体説明会】へ!