【連載|対談】ezorockers RYOTA NAGOYA ~直接人と話すことが大事だって考えるようになった~

なご1

ezorockで活動する『人』に着目したコラム7回目。今回は、高校まで野球を一生懸命やっていた筋肉隆々の『なご』です。活動に関わった珍しい経緯や部活などでは経験しがたい、ここならではのチーム活動の経験などを教えてくれました。おまけにはezorockの事務所の写真も掲載しています。どうぞ、ご覧下さい。

ーPICK UPー

✔ 予備校の入り口にポロクルがあって、ただ、チャリがあるなって思ってた。
✔ ezorockでは、より多くの人とチームになってがんばれた感じがする
✔ 直接人と話すことが大事なんだって考えるようになった。
✔ 自分の意見をいうことはおかしくないんだって気づいた
✔ ezorockのお金ってどういう風にまわってるんですか?
✔ おまけ ~ 分かりづらいと評判の一軒屋の事務所です~

 


名前   名児耶 亮太
出身   札幌市厚別区
所属   北海道大学経済学部2年生
ezo所属  PORO2014年~、EC2015年~
特徴   二の腕がむきむきしている。

名前   草野 竹史
出身   札幌市東区
所属   NPO法人 ezorock 代表理事
特徴   笑い声が大きい

予備校の入り口にポロクルがあって、当時はただ、チャリがあるなって毎日見てた…。

タ:ezorock知ったきっかけが珍しいよね。そこから教えてもらっても良い?
な:
一年間浪人してて、で、入り口の横に今思えばポロクルがあって、当時はただチャリがあるなって思いながら、毎日その横を通り過ぎていたんですよ。で、大学に入って、したっけ大学の最初のオリエンでezorockのビラが入ってて、その時見覚えのあるチャリの写真があって、「あ、これバイトだ、やろ。」って思って、で、4月下旬にezorock事務所に直接来て、バイトやりますって言って、5月にポロクル始めた。印象は、札幌にこういうのあるんだなっていう程度だった気がしてて、そこまで鮮明には覚えてないけど。

なご2

 

何となくRSRにボランティア参加してみたら、ボランティアコーディネーターが格好良く見えた

タ:ポロクルの現場に入って、そこからコアスタッフに転換していったのはどんな流れ?
な:1年生の時はなんとなくRSRにボランティアで行って。chatter(ezorockコアスタッフ内で連絡調整する用のSNS)もシフトをみる程度だった。実際RSRに行ってみたら、ボランティアコーディネーター(以下、VC)が格好良いなって思った。で、8月から興味持って。同じ年なのにリーダーシップがあって、シーバー持っていて何でも知ってるすごい人に見えた。印象的だったコアはちばまり。説明会で絡まれた笑 あと、とんぐが最初の活動シフトで班についていて、気さくな感じで覚えてる。

タ:それで、2年目はコアやろうと思ったんだ。
な:そう、で、2年目ポロクルやり始めたら、『てる』(RSR活動歴の長いezorock職員)が2015年からポロクルのサポートセンターにいて、『てる』と『たいき』がRSRの話をしていた。で、確か僕から、てるに興味あるって伝えて、で、事務所に話聞きに行った。

なご3

 

今思えば大学1年生の時なんもしてないなって思う。

タ:昨年より今年の方が濃い?
な:
うーん、その時はその時で楽しかったと思うんだけど、今思えば大学1年生の時なんもしてないなって思う。で、今年試しに「やったことリスト」を…
タ:笑 まじめだな~。楽しいね~いいよいいよ。

な:予定表を見ながら振り返りをしたんだけど、大きく分けて、野球のサークルとezorockとプライベートで色分けしたんだけど、5月からezorockの色が増えてきて、明らかに8月がezorock一色で笑 どんだけ充実してんだよって笑
タ:お前に振り返り不要だな笑

なごスケジュール
↑ 実際の振り返った表。水色がezorockの予定

ezorockでは、より多くの人とチームになってがんばれた感じがする。

タ:自分で振り返りして、どんな感想なの?
な:
いや、がんばったなって笑 年末は意外と10~12月とかしか覚えてなくて、年始とか何やってたんだろうって思ったんですよ。でも、まとめてみたらRSRの2日前までテストだったり、よくがんばったなって思った。

タ:小中高、部活、浪人時代とか今までの経験とezorockでしてきた経験ってどんな違いがある?
な:高校3年間は本当に同じチームでがんばる、大会でどこまで勝とうって同じ目標で、同じメンバーで毎日練習をして、そういう毎日を繰り返していた。2015年度は色んな人を巻き込みながら1つのことをがんばる。すごく色んな人と関わりをもつ広いチームでやれたのが1つ、大きな違いかなと。
タ:部活だと性別でも分かれてるし、年齢も多少違っても近い年齢の人と一緒にやるもんね。ここだと、俺みたいなおっさんがいたり、ここまで凸凹じゃないもんね。

なご4

 

直接人と話すことが大事なんだって考えるようになった。

タ:自分の中で、新しく取り込めたのはどんなことだと思う?
な:
ezorockはひたすら会議が多いと思うんだけど、RSR当日も含めて、直接人と話すことが大事なんだなって考えるようになった。それまで人と話すことを軽視というか…意識していなかった。RSR前の事前合宿の時に、「聴く」は耳に目と心をたして(+)いるから、心をこめて、心の目で見て感じて「聴く」っていう話、心に響いた。直接人と話すことをこれからも大事にしたいと思えるようになった。
タ:なるほど、コミュニケーションって教えているようで、誰も教えてないから、トレーニングのようなことをすると気づきがあるかもね。

なご5

 

自分の意見をいうことはおかしくないんだって気づいた

タ:他に今年乗り越えて新しい発見とかある?
な:うーん、当たり前のことかも知れないけど、自分の意見をいうことはおかしくないんだって気づかされた。野球部もキャプテンだったけど、部活も大会に向けてがんばってたけど、なんか、連帯責任で怒られたりする中で、何をやれば怒られないかって考えながらがんじがらめの中やって。波風立てないようにして後悔もあった。

タ:学生時代って、個性伸ばせって言いながら、枠の中で育てるから、それも大事なんだろうけどね。で、大学になって自分の意見を求められるようになった時に自分をどう開放できるかが大事だと思うよ。以前も他のボランティアに意見を求めたら、「自分が思ったこと言えばいいんですか?」って「周りに合わせてきてるから思ったこと言ったことないです。」って言われた。18歳くらいから皆そういう体験をし始めるのかもね。社会でも自分の意見言いづらいことあるけどね。

なご6

 

今年チャレンジして失敗してみようって思ってる

タ:ezorockで自分の意見言うとき、勇気必要じゃなかった?
な:んー、それが結構意見言えなくて。でも、皆意見言ってるし、「こういう感じなんだ」ってびっくりっていうか。そうですね。こういう世界があるんだなって思いました笑 意見言えるようになるまで、1ヶ月位はかかりましたね。今年は全部初めてで、全部ふわふわしてて、周りが決定したことについてくみたいな感じ…。

タ:そっか、じゃあ、今年はあんまり言えなかった感じなの?
な:言葉にするのが難しいこともあって、何か言いたいんだけど、なんていうだろうっていう場面もあって。今年、そういう意味で後悔もあるから、来年もやりたいっていうか。

なご7

 

やってみて、自分の糧になる経験だったなって思えたら良いなって思います。

タ:今後どう関わっていきたいっていうのある?
な:
今年自分なりに目標みたいのがあって、なんかの本を読んで、学生の時しか失敗できないってあって。自分でも興味あるなとか思うことがあったら、自分のためになるって思ってて、今年は失敗する年って思ってる。

タ:今年チャレンジしたいと思っているものもあるの?
な:それが漠然としてて、ファシリのこともやろうと思ったし、海外旅行も行きたいし。でも、これからのことはちゃんと決まってないですね。
タ:まぁ、せっかく深く関わっているから、長くやってほしいよね。

タ:じゃあ、RSR(8月中旬)が終わったときにどういう感想をもっていたい?
な:
やってみて、自分の糧になる経験だったなって思えたら良いなって思います。

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ezorockのお金ってどういう風にまわってるんですか?

タ:ezorockへの疑問とか質問とかある?
な:いや、ちょっとやらしい話なんですが、ezorockのお金ってどういう風にまわってるんですか?
タ:えーとね、ezorockの事業モデルはボランティアコーディネーター(職員)の人達がいて、「若者を集めて、研修して、事業(現場)を実施する」っていうところに価値があってお金が入ってくる。世の中では若い人のパワーとかアイディアとか求められているけど、なかなか集めて、形にするというのはとっても手間がかかる話だからね。だから、コーディネートするっていうのが仕事になるんだよね。ほかに、あんまりモデルがないからわかりにくいと思うけど…
な:へぇー。そうなんだー。

タ:参加するボランティアの皆にとって意味があるのかが価値基準。だから、社会的に意義のあることと、若い人にとって参加する過程で良い経験ができるようなことが両立できる内容の事業を展開できるように気をつけているね。で、そういうところから6割ぐらいかなぁ。他は、助成金、イベントや物販の自主事業、寄付や会費などで成り立っているね。社会の公益になるようなことを応援してくれる企業から寄付金も受け取っているよ。ふくしまキッズだと、福島の震災支援をしたいけど、動けない企業や個人がいて、そこから資金提供をしてもらい、実際の事業をezorockが展開したりもしていたね。

なご9

 

ここでしかできない経験が本当にあると思う

タ:じゃあ、最後に何か一言。
な:くさいんだけど、ここにしかできない経験が本当にあると思うから、ちょっとでもボランティアとかに興味があるなら僕はここ押したいです。ここに入ってezorockを経験してほしい。僕は学生なので学生目線で言うと、働くことなんて将来嫌でもすることになると思うし、暇な時間が多い学生だからこそできることがたくさんあると思う。その中の選択肢としてezorockも含めてくれたら嬉しいです。
タ:ということで今日のゲストなごでした!

なご10

↑新着のezorockパーカー着用の2人。なごすごい似合う!と周囲の歓声が。タケシも似合ってるね。

▼活動についてもっと知りたい、一緒に活動してみたい方はコチラ
【開催中】ezorock団体説明会
https://www.ezorock.org/info/6852

おまけ ~ 分かりづらいと評判の一軒屋の事務所です~

タ:最初事務所来た時の印象は?
な:最初迷って、で、こんなすすきのに一軒家があるはずないと。(タケシ爆笑)で、google mapで何回もググって、やっぱりここって書いてあって、で、扉開けたら、ちゃんと事務所っぽい感じで。入るのに勇気いりましたね笑

なご13

↑事務所概観。今は写真展開催期間のため、たて看板が出てます。

なご14

↑おまけのおまけに、1階で開催中の写真展の様子をパチリ。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからもezorocker達を紹介していきますので、お楽しみに!

▼活動についてもっと知りたい、一緒に活動して見たい方はコチラ
【開催中】ezorock団体説明会
https://www.ezorock.org/info/6852

冬は交流会や研修プログラムを中心に活動しています。
お話を聞くだけでも大歓迎なので、ぜひ説明会にお越し下さい。