オーガニックファームチーム

organic

畑をフィールドとした活動を通して、循環やつながりを伝えるオーガニックファームチーム。その大切さを伝えるために「RSRオーガニックファーム」と「コミュニティーファーム(仮)」の2つの活動を行っています。

RSRオーガニックファームの活動の様子

RSRオーガニックファームの活動の様子

RSRオーガニックファーム
 去年約8万人の来場者が訪れたRISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO(以下RSR)での生ごみ回収量は、過去、最も多い14.1t。大量に発生する生ごみからは、食や地球温暖化の問題を身近に感じることができます。RSRオーガニックファームは、畑というフィールドを通して、これらのメッセージを伝える活動を行っています。
RSRで回収された生ごみは、石狩の牧場の協力により牛糞ともみ殻と混ぜ合わせ、約半年かけて発酵させます。その過程を経て堆肥へと生まれ変わり、作物が育つ基盤の土が出来上がります。そして、その土を使って石狩にある「はるきちオーガニックファーム」と連携し、こだわりのオーガニック野菜を作っています。可能な限り手作業で行うことで、循環する重要性や、自然の大切さなどを感じることができます。
また、想いのこもった野菜を再びRSRの会場に還元することで、来場者に「見えるリサイクル」を伝え、発信していきます。

コミュニティーファーム(仮)
RSRオーガニックファームを活動していく上で感じた「人と人」「自然と人」とのつながりの大切さ。この大切さを感じることができるコミュニティーを札幌市内で創りたい。そんな想いから出来たオーガニックファームチームの新たな取り組み-コミュニティーファーム。
札幌市内にある耕作放棄地(現在使われていない土地)を活用、地域の人が協力して野菜を育てるコミュニティーファーム(仮)を創りあげる活動です。地域のものはその地域の人たちで、という考えから地域のお祭りや、家庭から出る生ごみを堆肥化し、生ごみ→堆肥→野菜そしてまた生ごみという循環を地域の人たちと一緒に作り上げていきます。今年度のコミュニティーファームは、来年2010年度の本格始動に向けて、地域のニーズを調査するなど活動の基盤を整えていく予定です。

オーガニックファームチームは、食の大切さを伝えるセミナーや、オーガニックファームへ行くツアーも随時行っていきます。

50年後も人が夢を持って生きていける社会を創るために、言葉だけでは表現出来ない大切なことを畑から発信していくチームを目指します。

(ボランティアリーダー 福澤 萌)