[RSRオーガニックファーム]育ち方が違う作物たちの育て方

5月22日(土)にオーガニックファームチームの、もえ、ちゅ〜そん。で畑に行ってきました。この日の作業は、すいかの定植、ピュアホワイト(とうきび)の種まき、とまとの定植、枝豆とにんじんの土作り、枝豆の種まきの5つです。
この日の朝は、晴れていて気持ちの良い天気でした。
まず畑に行く前に、タネのノザキという種の専門店に寄り、すいかの苗10株と枝豆とピュアホワイトの種を買いました。畑に着いたら、すいかの苗の根の部分が浸かるくらい容器に水を入れ、そこにすいかの苗を入れていきました。なぜ水に浸けるのでしょう?
それは、すいかに水分を十分与えるためです。

その間に、とまとの苗15株を買いにまたタネのノザキに行きました。
とまとの苗は、アイコという品種を7株、優美という品種を8株買いました。アイコはミニとまとなのですが、普通のとまとの苗の大きさとあまり変わりはありませんでした。見た目があまり変わらないのに、何でとまとの大きさが違うんだろう?と思いました。

再び畑に戻り、すいかの苗を定植していきました。定植とは、苗で育てていた作物を畑に移し植えることです。すいかはトンネルの中で育てるのですが、オーガニックファームチームの畑には
いくつトンネルがあるか知っていますか?
なんとトンネルは3つあります。その内1つはすいかので、もう2つはピュアホワイトのトンネルです。
まず、すいかを植える所のトンネルを片方開けます。次に巻尺で50cm間隔を計りながら、マルチに穴を開けていきます。そのあとに、苗が入るくらいの穴をシャベルで開けます。そしてすいかの苗をポットから出し、根の部分を軽くほぐして植えていきます。
この時気を付けることがあります。それは、苗を無理やり引っ張り出すことです。苗を無理やり出してしまうと、根が傷んでしまうからです。すいかの苗はポットを少し傾けて取り出し、つるを伸ばしたい方向に向けて植えていきます。すいかのつるは、夏が近づくとものすごく伸びていきます。
今年は、ピュアホワイトの方向に伸ばしていくので、つるをピュアホワイト側に向けました。すいかは横につるを伸ばしていき、ピュアホワイトは地面に垂直に成長していくので、互いに支障はありません。すいかを植えたあとは、土をかぶせて軽く押えます。

最後にトンネルを閉じて、空気を入れるためにトンネルに穴を数箇所開けたら、すいかの定植は終了です。穴が開いているところに手を入れると、少し暖かくトンネルの保温性を肌で感じました。あと、一度植えた苗を掘り返すと根が弱くなってしまい、良いすいかができないことも知りました。元気で大きなすいかに育ってほしいですね。
すいかを植えたあとは、とまとの苗をすいかの苗同様に、水が入っている容器に入れて水分を与えました。

次に植えたのは、ピュアホワイトです。
さて問題ですが、ピュアホワイトの種は何色でしょう?
なんと、きれいなピンク色なのです。種には薬がついているため、ピンク色になっています。知っていましたか?
ピュアホワイトのトンネルは2つあるので、2箇所同時に植えれるように向かい合わせでトンネルを片方ずつ開けていきます。マルチの穴が開いているところに、少し溝を掘り種を3粒ずつ植えていきます。植えたあとは、土を軽くかぶせます。種には、薬がついているので軍手をはいて種を持ちます。自分は、最初素手で種を持っていたので少し手の色がピンク色に変わりました。
午前中は、苗を買いに行ったりしたのでピュアホワイト1トンネル分で終わりました。

午後からは、天気が崩れ風が強くなりました。
午後の最初の作業は、ピュアホワイトを残り1つのトンネル分植える作業です。2つのトンネルに植えたら、トンネルを閉じます。2つのトンネルを重ねながら同時に閉じました。1つずつ閉じていくより効率がいいので、2ついっぺんに閉じました。
すいか同様に、トンネルに穴を開けたらピュアホワイトの種植えは終了です。
トンネルを支えている支柱の中には、折れているものもありました。これは、最初にトンネルを立てる時に、うまく立てていれば折れずに済んだかもしれませんね。

次の作業はとまとの定植です。とまとの定植はすいかの定植とほぼ同じで、巻尺で間隔を計りマルチに穴を開けます。とまとの株間は35cm。次に苗が入るくらいの穴を開けてとまとの苗をポットから出し、根の部分を軽くほぐして植えます。植えたあとは、土をかぶせて軽く押えます。
そして風で倒れないように、苗の周りをキャンバックや、90Lごみ袋で覆います。
まず、1つの苗の周りに竹を3〜4本立てて、キャンバックをピンと張りながらかぶせていきます。キャンバックの数が少なかったので、二つの苗を90L0ごみ袋で同時に覆いました。全部覆ったらとまとの定植作業は終了。風が強かったので、慎重に覆っていきました。

自分は、最初のほうは甘く張っていてそれを直そうとしましたが、力を入れすぎたら支柱となる竹がすぐに折れてしまい、なかなか効率よく張ることができませんでした。

最後の作業は枝豆の種植えです。枝豆を植える所には、雑草がたくさん生えていたのでまずはスコップや手で雑草を取りながら、土作りをして同時に枝豆の畝を作りました。雑草の数がすごく多かったので、結構疲れて腰にも少しきました。
畝を作ったらいよいよ枝豆の種を植えていきます。枝豆の株間は20cmなのですが、どのように計っていけば効率が良いでしょう?
今回は、巻尺を直接使うのではなく、手のひらを広げて親指から小指までの長さを巻尺で計ったら、だいたい20cmだったのでそれを基準に計って植えていきました。
土に穴を少し開けてそこに種を植えていきます。植える種の数は3粒ずつ。植えたあとは土を軽くかぶせます。途中で、どこまで植えたか忘れてしまいそうになり危なかったです。今回は、種の袋を一つだけ買ったので区画全部に植えることができなかったので、次回またこの作業の続きをします。今回どこまで植えたか分かるように、目印をつけてきました。

種を持ちすぎると掴みづらく、なかなか植えることができなくて苦戦しました。

今回の作業は、ボリュームがあったのですごく疲れました。
普段何気なく買っている野菜。その野菜1つ1つに異なった植え方、育ち方をしていることを今回の作業で改めて感じることができました。
今後はぜひ、作物がどういうふうにできたのかを考えながら、買い物をするように心がけましょう。
今回植えた作物が無事育つように、また来週からの作業に励みたいです。
そして、立派に育った姿を早く見てみたいです。

文章:中村諒(ちゅ〜そん。)