【RSR特別企画】RSRオーガニックファームからのつぶやき vol.4

RISING SUN ROCK FESTIVAL(RSR)で、環境対策活動を展開するEarthCareの特別企画『オーガニックファームからのつぶやき』第四弾!EarthCareに関わる方々と主催者のウエス若林さんをお招きした対談の模様を、数回に分けてお届けしています。第四回目の今回は、2015年に東京スカパラダイスオーケストラと共演した石狩市立花川南中学校吹奏楽部(当時)メンバーが登場します。
前回の記事はこちらから

PROFILE

名前:若林良三(わかばやし りょうぞう)
所属:ウエス

名前:小林卓也(こばやし たくや)
所属:はるきちオーガニックファーム

名前:草野竹史(くさの たけし)
所属:NPO法人ezorock

名前:石井みづき(いしい みづき)
所属:北星学園大学・ezorockボランティア

「最高だな!」って一発OKで

草野:前回まで、生ごみからいもを育てるオーガニックファームが始まった頃の話をしてきました。ここにいるメンバーにとっては、思い入れの強い取り組みですよね。そして、今ではボヘミアンエリアの人気企画のひとつになっている「薪割り体験」が始まったのが2014年ですね。
若林:最初は誰のアイデアだったの?
草野:元々は、ezorockの別事業として薪に関わる事業をやってたんですよね。2011年からかな。で、ウエスのスタッフさんが、ezorockの事務所に打ち合わせに来てくれた時に「タケシ何か新しい企画できないかな。最近何やってるの?」って言われて、写真見せてたら「え、これ薪割り!?これやろうよ、RSRの会場で」ってなって。それで、一番最初は、危ないから30人限定でやろうってなって。会場の中で呼びかけて、薪割り体験をしてもらった。今は薪割りよりも、どちらかというと焚火とかキャンプファイヤーの方が、雰囲気出してるかなと思うんですけど。スタートはそんな感じでしたね。

若林:僕は、それをうちのスタッフから提案されたとき「最高だな!」って、一発OKで。薪割りなんて、普通に体験したこともないじゃない。フェス行ってるのに薪割って、面白かったりして。で、帰って「RSRどうだった?」って友だちとかから聞かれた時に「いやー、薪割ってさ」って言う。そんなシチュエーション、多分相当良いなって(笑)きっかけはともかく、何か体験したり、参加したり、人と何かやれるってコンテンツは、色々あったほうが良いなって思っていて。音楽だけじゃないってのもあったから、最高だなって。
草野:薪割りは始めた当初から人気でしたね。2年目には拡大させて、薪割りウェディングをやろうってなって、ギリギリまで調整したり(笑)夜の焚火とキャンプファイヤーも自然と人が集まってきて、良い空気感になってんですよね。焚火と薪割りは相性良かったなと思っています。

音楽を通じて、色んな人と一緒に交流できることを大事に思っている

草野:さて、薪割りが始まって2年目の2015年は、東京スカパラダイスオーケストラ(以下、スカパラ)と石狩市立花川南中学校吹奏楽部が共演した年でもありますね。

ここで石井さんが合流

石井:石狩市立花川南中学校の吹奏楽部で、トランペットをやってました。
草野:スカパラとの企画始めたのは若林さんですか?それはどこから?
若林:地元と一緒に何かやれることないかなって常に思っていて。そんな中で、スカパラのメンバーと話しをしていて、メンバーの何人かが吹奏楽部出身だって言ってて。初めは、石狩で吹奏楽をしている方々に、演奏してもらうのはどうだろうみたいになって。妄想で「スカパラメンバーも一緒にやってくれないかなぁ」なんて思ってたら、「いいよいいよ」みたいな話になっていった。

若林:石井さんが、スカパラと共演するって聞いたのを先生から聞いたのはいつ?
石井:結構直前まで言われなくて。練習中に「実は…」って言われて、みんなでえっ!ってなって。あの舞台には3年生しか立ってないんですけど、私がちょうど3年生で。
若林:最初はスカパラメンバーに学校に行ってもらったよね。メンバーも今だに言ってるよ。そんな風に、地元の人たちと何かやれることなんて無いし、彼らも当然中学・高校時代があった訳であって。音楽を通じて、色んな人と一緒に交流できることを大事に思ってくれている。


©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:n-foto RSR team

違う関わり方してみたいなって思って、ボランティアに申し込んだ

草野:その時のことが、石井さんが今、ここにいるきっかけにもなってる訳だよね。
石井:そうですね。それまでRSRが、生活にそんなに根付いてた訳ではなくて。音は聞こえるけど行ったことはなくて。遠くから「いいな」って漠然と思ってたんですけど。初めての関わりが、見るではなく、バイトとかボランティアとかで参加する訳でもなく、ステージから始まって。あの時の楽しさとか、お客さんの盛り上がりとか、空気感みたいなのが、音楽を高校に入っても続けようって思えた瞬間で。すごく大事なターニングポイントになったと思います。

草野:そのことがきっかけで、ボランティアに参加することになった訳だけど。ボランティアに申し込んだのはいつだっけ?
石井:高校2年生なので、2017年ですね。2016年は普通にお客さんとして行ったんですけど、なんか違う関わり方してみたいなって思って。姉に相談したら、大学にezorockのチラシがあるよって持ってきてくれて。すぐ参加(笑)
若林:ステージに出たときは、すぐそのままバスで帰らなきゃいけないから。レッドスターのエリアしか知らないんだよね。次の年は、自分でお客さんで行ってこんな広いんだ!ってことがわかって(笑)次の年からはボランティアとして参加してるんだね。
草野:去年からは、ボランティアの中でも事前から作る側のコアスタッフになってるから。4回違う目線でRSRを見てるんだね。
石井:本当に、こんなことになるとは思ってもいませんでした(笑)

それまでと違った形で繋がるって面白い

若林:僕は毎年、開場する前にボランティアスタッフのみなさんに「よろしくお願いします」って挨拶しにいくんだけど、その時に石井さんを紹介されてさ。結構ぐっときちゃったんだよね(笑)
草野:最初は、申込みのところに熱い文章を書いてくれたんだっけ。「実はステージに立って、その時から何か恩返しできることないかなってずっと探してました。だから申し込みました!」みたいなことを。結構ちゃんと覚えてるでしょ(笑)
石井:そうですそうです(笑)

若林:はるきちさんもそうだけど、それまでと違った形で繋がるのって縁だし、面白いなって思うよね。僕は、その先も考えてますよ。いつか市民オーケストラの方と一緒にやってみたいなとか。
草野:良いですね。
若林:歳とか関係なしにね。その時は、石井さんも昔の仲間集めて参加してね。


©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:n-foto RSR team

最後まで読んで頂きありがとうございました。
第五回目は、昨年度からスタートしたプラスチック問題に対する取り組みや、ここまでお届けしてきたみなさんの今後のRSRへの想いをお話しします。

次回もぜひお楽しみに!