【連載|対談】ezorockers AYAKA SUMINAGA ~ずっと仕事以外の何かをやりたいと思っていた~

すみ × タケシ

ezorockで活動する『人』に着目したコラム3回目。今回も社会人コアスタッフの登場です。社会人経験8年目の『すみのふ』。休日をだらだら過ごして気づいたら午後4時。そんな生活から抜け出し「何かやりたい」と思っていた彼女が25歳の夏に出会ったのはezorockの活動でした。

ーPICK UPー

✔ 高校卒業後働き出してからの毎日と活動に出会うまで

✔ 初めて参加したRISING SUN ROCKFESTIVAL(以下、RSR)の環境対策活動

✔ 今年コアスタッフとして関わって感じた葛藤

✔ ボランティアっていうものの見方が今までと変わった

✔ 社会人ezorockerにとって活動と仕事、自分の生活を両立することとは



住永 彩花
出身地  生まれは岩見沢、育ちは苫小牧
所属   ガソリンスタンド
特徴   ふんわりした見た目としゃべり、程よく毒も持っている

草野 竹史
出身地 札幌市
所属  2006年~NPO法人 ezorock代表理事
特徴  鼻が高い、むだにまつげが長い

休日は気がついたら16時っていう生活を繰り返していた。だから、仕事以外にも何かやりたい気持ちが常にあって…。


タ:高校卒業してすぐに働いているけど、進学する選択肢もあったの?
す:あった。けど、進みたいのが演劇の道だったので、進学した先に自分の将来につながることが見えなかったから、だったら働こうと思った。働き出した時の自分の感情とかはあまり覚えてないけど、そこまで強い目的を持って会社に入ったわけじゃなかったんで、とにかく言われたことをこなす感じだった。最初は面白いと思ってやってなかったけど、もともと接客が好きなので、そういう部分では楽しんで働けていると思います。

タ:ちょっと俺の話をすると、うちも高校行かなくても良いって言われていて、理由は「義務教育だから」って言われて「なるほど」、確かにそうかって思ったよね。

タ:働き出してからはどんな生活だったの?
:勤務場所は変わっているけど、8年間同じ会社で。仕事以外の時間は家でだらだらするのが好きでした。買い物に行ったりパズルしたり笑 好きなように過ごしていたけど、段々何のために生活しているのか分からなくなっていきました。休日にずっと引きこもっていたら腐っていく感じがした。だから、どこか行こうかなって思うんだけど、気がついたら16時位で「もうそんな時間なの?」って思うことを繰り返していました。だから、何かやりたいっていう気持ちが常にどこかにあって。

すみ1

仕事も全力でやっているけど、あんなにクタクタになるまでやりきったのは初めて


タ:活動を見つけて申し込むまでは、どんな流れだったの?
す:ボラナビ倶楽部のサイトから見つけました。人数が少ないイベントだと閉鎖的で参加しづらいなって思っていたけど、RSRでやるボランティアなら楽しそうだと思って、あまり迷いもなかった。勤務が決定するのが申し込み期限過ぎてからだったから、最悪仕事入ったらキャンセルしようっていう気持ちで週末だけのコースに申込みました。

タ:説明会に行くまではどんな気持ちだった?
す:どんな人がいるかも分からなかったので心細い感じがした。友達同士で来ている人たちも結構いたから。でも、後半のプログラムが面白くて、結構緊張がとけましたね。ただ、当日までに物をそろえるのが大変でした。普段アウトドアとかしない人だから、親戚に寝袋とかも借りたりしました。

タ:行ってみて実際どうだったの?
:班に合流するまでは心細かったけど、最終的にはRSRも活動も楽しめましたね。活動外の時間は班の人たちと一緒に会場の奥の方まで行ったりして。ただ、ローリング(最後に会場のごみを拾って歩く活動)はしんどかった笑 最後の方は体力的に厳しいけど、気持ち的には行きたいっていう葛藤が…。仕事も全力でやってるけど、あんなにクタクタになるまでやりきったのは初めてだった。最後の全体会の時点で、来年また行きたいって思ってましたね。それで、その後、ezorockの他の活動(HTBイチオシ祭りや石狩さけまつりの環境対策)にも参加しました。

すみ2

最初は「やりたい」と「できるのかな」って気持ちが半々だった


タ:コアスタッフになったのはどんな経緯だっけ?
す:一昨年RSR後のさけ祭りで一緒に活動したコアスタッフのみゆから今年7月末位にボランティアコーディネーター(以下、VC)やらないか誘われて。自分がコアスタッフに誘われると思ってなかったから、連絡が来たのがうれしかった。それに、当日に向けて皆で作り上げていく結束感が良いなと思って。それで、まずはRSRの環境対策をやっているEarthCareプロジェクト(以下、EC)の会議に来た。

タ:参加してどうだった?
す:自分が入った時に自己紹介してもらって、若いなって思った笑 その時は「やりたいな」っていうのと「できるかな」って気持ちが半々位で。ただ、やるからには中途半端にやりたくないって思っていたけど、仕事との両立が心配だった。でも、誘ってくれたみゆも社会人ながらにコアスタッフをやっていて、仕事の都合を優先しながら、できることを聞いて、じゃあやろうってなった。やってみたら大変で、寝不足の期間もあったり、やりたいこと全部できる訳じゃなかった。

すみ3

当日乗り越えてみて、50点位…。不完全燃焼だった。


タ:当日を乗り越えてみてどうだった?100点満点のうち何点位とか。
:50点位。不完全燃焼感が残った。事前準備の最後の方は結構バタバタしていて。現場でどう動くかとか、どう説明するかとか、シミュレーションもやりきれてなくてVCとしての自分を前日でもイメージできてなかった。いざ、ボランティアの皆の前に立つと上手くできなくて。もうちょっと練習すればできたんじゃないかっていう思いがある。

タ:特に悔しかったことって何かある?
:活動場所にボランティアを案内する時とか、もっとコミュニケーション取れていたらという思いがある。VCとして上手く立ち回れなかったかな。口数少ない子と話せなかったり、何話そうか迷って黙ってしまったり…。

もっと色んな人を楽しませられたらなって思いました。自分はごみの分別ナビゲートの活動が好きだから、ナビが楽しいってことを伝えたかった。事前の作り込みを担当したecoアクションキャンペーンブースは事前は不安でいっぱいだったけど、当日はやって良かったなって思えました。

タ:3日間が終わった時はどんな気持ちだった?
:RSRが終わった時には既に来年もやりたいなって思ってました。来年もやったら、今年悔しかったこととか改善できるんじゃないかと思って。

すみ4

ボランティアはやりたい人だけが残る場所なんだなって思った


タ:ezorockの活動に参加して、今は「ボランティア」っていう存在をどう捉えているかを教えて。
:やりたくなくてやってる人はいないんだなって思った。参加する前は「大変だね」っていう言葉で終わっちゃうようなイメージだったけど、今はやりたい人だけが残る場所なんだなって思ってる。同じものに参加しても楽しいか楽しくないかは人それぞれだけど、楽しくない人は一回やって終わっちゃうから。だから、ここに残ってるのはやりたいっていう意思のある人だと思う。
:確かに、皆きっかけは誘われてとかって言うけど、続けている人はそれぞれにメリットがあるはずだよね。

:もちろん活動そのものにはまることもあると思うんだけど、社会人になって遊べる場所とか、別の繋がりとか求めている人っていると思うからそういう場所にもなるのかな。
:そうですね。仕事を始めてから8年間経ってるけど、この2年は今までと全然過ごし方も違うし、人の繋がりもたくさんできました。

すみ5

今の仕事がある生活は崩せない。でも、何かをしたいっていう時にここはちょうど良かった


タ:このタイミングで何かをやろうと思ったのは何かきっかけがあった?
:実は昨年活動に参加したきっかけの1つは自分の年齢なんです。1番活動的に動けるのは20代だから、元気なうちになんかやらないと思って。それで、まず仕事ありきの生活は崩せなくて。そんな自分に、ezorockの各々が関われる範囲で関わるっていう形はちょうど良かった。

:1人1人にカスタマイズするしね。本当に活動に参加する頻度は人それぞれだよね。びっちり事務所に来る人もいれば、2、3年空いてふらっと来る人もいるしね。団体の歴史が長くなってきたら、人によっては結婚とかライフステージが代わっていく姿もみるし。そうなっても、それぞれに合わせてカスタマイズできる団体でありたいって思うよ。

タ:最後に一言どうぞ。
:自分と同じように、休日をだらだらして過ごしたりとか、何かやりたいなっていう漠然とした気持ちを抱えながら過ごしている人って他にもいると思う。とにかくやってみない事には好きも楽しいもその逆も何も引っかからないし、ezorockの活動はその中できっとそれぞれ人生の厚みになるような経験を得られる。せっかくだから、この記事を見てくれた人も来て欲しいなって思う。

すみ6

▼活動についてもっと知りたい、一緒に活動して見たい方はコチラ
【開催中】ezorock団体説明会
https://www.ezorock.org/info/6852

おまけ ~演劇部とezorockの密かな共通点~


タ:学生時代はどんな感じだったの?
:中学校は3年間テニス部。高校は苫小牧総合経済高校で演劇部をやってたんだけど、私の高校は同好会しかなくて、入部してから、ぽろぽろやめて1人になった。それで、先生から勧められて社会人から小学生までが一緒に演劇をやるところがあって、そこに行っていました。2年生になって1人部員が入って、それからは2人劇みたいなのをやっていました。

:おー、俺もテニス部だった。演劇部って知らなかったー。隠してた?
:特に隠してはないです笑 小学生の時からミュージカルとか好きで演じることとかに興味があったけど、中学校に演劇部はなかったんでできなかったんです。演劇は当日に向けて色んな役割の人が力を合わせて作りこんでいく。そんな風に皆で何かを作り上げるのが好きだと思う。
:俺たちも演じているよね。ごみ箱で演じている笑 というか、今の話しを聞くと、何となくezorockをやっていることと、通じる部分がある気がするね。

:何か演劇やってって言ったらすぐ何かできるの?
:できません笑

すみ7

最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからもezorocker達を紹介していきますので、お楽しみに!

▼活動についてもっと知りたい、一緒に活動して見たい方はコチラ
【開催中】ezorock団体説明会
https://www.ezorock.org/info/6852

冬は交流会や研修プログラムを中心に活動しています。
お話を聞くだけでも大歓迎なので、ぜひ説明会にお越し下さい。